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特集:もっとマックス設計を知る 特集:もっとマックス設計を知る

今のワークスタイルに至った経緯

鉄骨の製作はそのほとんどがファブリケーターと呼ばれる鉄骨製作を専門とする工場で行われます。現在の弊社のメイン業務である鉄骨製作図の設計は、本来は鉄骨製作専門工場の中で行われてきた業務でした。

2000年頃までのA1判図面を紙で出力して宅急便でお届けするというアナログスタイルが、メールや大容量データの受け渡しができるようになったこと、更にはデジタル化の恩恵でオンライン会議や情報の共有がやり易い環境になったことで、建築地や鉄骨製作地から物理的距離のある環境でもよりサービスを提供しやすくなった為現在のワークスタイルが確立しました。

誰の役に立っている仕事なのか

設計を元に建物としての実体とするため、建物の様々なパーツを作るための製作設計が行われます。その建物の骨にあたるフレーム部分の素材が《鉄骨》の場合に弊者の仕事に繋がるわけです。

建物完成までは、鉄骨製作を行うファブリケーター内で利用されるのはもちろんですが、建築主やゼネコンでの意匠設計・構造設計・設備設計の確認・検討にも利用されます。また、実際に建築工事現場で鉄骨を扱う作業する鳶などの職人の皆さんにも利用されています。
建物完成後は、建物を管理するビルメンテナンスの方々や建物のリニューアルの際の設計時に必要とされたり、別の新しい建築物を計画する際の参考資料として、製作検討や工法検討などに利用されたりもします。
また、設計した図面は少し時間軸を伸ばすと現存している建物の修繕や建替えの際等、解体計画にも利用されます。数十年先の未来にも役立つ仕事だと考えます。

※ファブリケーター…鉄骨製作を専門とする工場。

どうして図面だけで会社が成り立っているのか

メイン事業として対応している会社が全国的に少ないことや、専門性が高く緻密で根気のいる仕事ですので、新たに参入する会社が少ないことが、弊社が成り立っている理由だと考えます。

大型物件になると、大量の鉄骨部材が必要になる為一つの建物で複数のファブリケーターが参入し、鉄骨製作を進めます。各社毎に鉄骨製作図を作図するためには、建物の一般事項をまとめた「一般図」や基準事項をまとめた「基準図」など、数多くの共通図面を取り纏め、どの工場でも同じ仕様の鉄骨が作れるよう一定の基準を設ける必要があります。その過程には多くの検討項目、変更・追加項目があり、膨大な作業時間と作図枚数になる為、すべてを各社毎に取り纏めるには負荷も大きく至難の業です。工程の遅延発生にも影響が出てしまうことが多くあったことから鉄骨製作図の作図を専門とする『マックス設計』に依頼を頂くようになりました。

※鉄骨製作図…建物に必要な鉄骨部材に対して詳細情報を書き込んだ図面

どのようにお客様からの信頼を得てきたのか

何よりも正確無比であることです。間接的であっても人命に係わる仕事ですので、作業する方の安全を確保し、常に100%を目指す努力を続けています。様々なステークホルダーを想像し、あらゆる可能性を考えることが必要であり、長期的な視点に立って考えることが、業界の発展、技術向上に寄与することへ繋がっていると思います。

この積み重ねが実績となり他社からの信頼へ応えるものだと思います。